ファシリテーションの先?
先日の鹿児島出張の中日、天文館総合研究所さんのお誘いでイベントにお邪魔してきました。
そのテーマは何と「ファシリテーションの先を探求する」というもの。
聞いただけでも難しそうですが、
私こちらにゲストスピーカーとして登壇して参りました。
難しいことは大先生達に聞いていただくとして、
私からは普段ローカルに入った時に気をつけていることを
少しだけシェアさせていただきました。
日本全国どこの地域に入っても、困っているのは人的リソースの問題。
ノウハウが十分にないだけでなく、人手が足りていないんです。
そんな状況を前にした時、ファシリテーターとしてどうあるべきか?というのが今回の趣旨ですね。
「ファシリテーション」
この言葉の持つ意味って、場面やニーズによってさまざまに解釈されますよね。
ただの合意形成ではない。
もちろん、誘導でもない。
「そこにいる一人ひとりの本質的な意図を汲んで、
その場にいる一人ひとりにとってより良い在り方を一緒に探る。」
問題の一点を見ればいいというわけでなく、全体を捉えることが大切です。
そこで当日、私が会場でお話ししたのが、
「チームにおける相互補完関係」
についてです。
誰にも強みと弱みがあります。
完璧な人間はいません。
でも、もし自分の不得意なことを実はAさんが得意としていたら?
そしてAさんが不得意としていることをBさんが得意としていたら?
Bさんが不得意なことをCさんが得意としていたら?
得意な人にやってもらうのがいいですよね?
苦手を克服しようと努力するのもいいですが、
やっぱり得意な人には叶わないわけです。
このようにチームにおける課題解決は、実は一番得意な人が担当するのが効果的なんです。
そうやって、互いに依存し、互いに補完し合うことが実はコトを前に進める上で大変重要です。
ここでは役職は関係ありません。
職種も関係ありません。
年齢や性別も関係ありません。
ただ、得意な人がやる。
ただし、これを機能させるのに大切なことは信頼関係、
そして自分の強み・弱み、
相手の強み・弱みを把握していること。
一方的に知っているだけでもダメです。
互いに自分の持ち場を理解し、
出番がきた時にはしっかり守る、そして攻める。
実はこの考え方は起業にも当てはまるんです。
全て自分でやるには限界があります。
僕なんて出来ないことだらけです(泣)
だから、自分にないものを理解すると同時に、
弱みを補完してくれる人がどんな人かを考える。
これは結果的に、自分の成功パターンを創ることにも繋がります。
最初は足りないピースの方が多いかもしれません。
それでもいいんです。
目の前にあるピースで、まず補完関係を築く。
プロジェクトに外部から参加する形になるかもしれないし
協業するかもしれない。
形は様々です。
そして時間を経て、アサインする人間が増える。
桃太郎と同じですね。
彼も最初は一人で旅を始めました。
弱点の把握と補完関係、是非意識してみてください。
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