【高知県 】鯖の商品開発プロジェクト
004 KOCHI TOSA-SHI
高知県土佐市宇佐町
宇佐町水産加工業者
高知県産学官民連携センターさんからの依頼で、土佐市宇佐町の商品開発にアドバイザーとして参加しました。訪れたのは100年あまりの歴史があり、加工業を営む水産事業者 浜吉ヤさん。
高知といえばカツオ漁が有名ですが、こちらではそれに加え、鯖を中心とした商品開発に力を入れています。鯖のイメージはあまりないものの、この地域では珍しい一本釣りの漁法が採用されています。
肉質の鮮度を保つため、獲れた鯖には神経締めを行い、出荷前の一手間を加えています。職人による手作業が光ります。また水揚げから加工場まで歩いてわずかなところにあるため、鮮度を保った状態で加工出来ることも大きな特徴です。
当プロジェクトにおけるお題は、この素材を使って如何に新たなマーケットを開拓するかというものでした。日本全国にはブランド鯖と言われる商品が多数存在します。後発で市場に参入するには、すでにマーケットに出回っているものとの明確な違いが求められます。市場調査として、それぞれの商品を取り寄せ試食するだけでなく、どういったストーリーを持っているか?どんな販路で販売されているか?を検証し、新商品におけるポジショニングや差別化について整理を行いました。
プロジェクト中盤には漁港を盛り上げようと、他の水産事業者も手をあげ、地域をあげた共同プロジェクトに発展しました。当プロジェクトでは商品開発におけるファシリテーションをメインに行いました。そして中でも長い時間を割いたのが、環境分析についてです。この地域ならではのウリを徹底的に洗い出しました。
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