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高知県土佐市宇佐町の宇佐鯖を利用した商品化&ブランド化

高知県 産官学民連携センターの要請を受け、土佐市宇佐町の『浜吉ヤ』さんの商品開発にアドバイザーとして伺いました。当日は商品開発で抑えるべきポイントなどをお話させていただきました。

明治初期から魚の加工食品を生産している『浜吉ヤ』

今回、高知県産学官民連携センターさんからご依頼いただき、商品開発の専門家として高知県土佐市宇佐町を訪れました。伺ったのは、宇佐町で鰹や鯖の加工業を行なっている浜吉ヤさん。明治初期に創業し100年もの歴史を持つ老舗企業です。代表の山中さんは、地域を盛り上げたいと言う熱い想いもあり、若くして家業を継いだ素敵な方です。

宇佐町の浜吉ヤ

すでに鰹、鯖の加工商品が多数あり、高知県の食品コンテストやモンドセレクションで受賞した商品が並びます。今回、鯖による新商品開発を検討しており、お声がけ頂きました。素材が持っているストーリー、優位性、マーケットの状況、販路拡大の戦略など多岐にわたってアドバイスさせて頂きました。

鰹の加工品などの商品がたくさんあります

宇佐漁港にて水揚げの視察

はじめに水揚げの現場を見学しました。大きな魚やイカなどが生簀で泳いでおり、新鮮そのものです。

宇佐漁港
桶にはまだ生きている魚介類

漁船からの水揚げ

漁船が海から戻ってくると慌ただしく水揚げに入ります。

漁船が戻って来ました
鯖以外にもお魚
生きている鯖をダッシュで生簀に

鯖の神経締めの様子

生簀に入った鯖の首を切り、針金で神経締めを行います。このひと手間を加えることにより死後硬直が遅まり、結果として鮮度の良さが長く保たれるという理屈です。いわゆる鮮度を保つための技術ですね。

神経締めをした時、しなかった時で、1日たつとその肉質は全く違うとのことです。因みに鯖を頂いたお店は、漁港から歩いて5分以内ある『宇佐もんや』さん。新鮮な魚が食べられるお店です(鯖以外も食べたかった…)。

生きているまま、神経絞めを行います
大きさを図り宇佐鯖として出荷します

宇佐漁港や鯖の情報収拾から、商品化に向けてのアドバイス

漁港や宇佐町の特徴を伺い、商品化のストーリーや背景を考案。勿論すぐには、具体的な内容までは落とし込めませんが、商品の方向性を決めるときに大事なステップの一つです。生産者の想いを乗せながら、マーケットで求められている商品とは何かを考える。ここが一番大事なところであると同時に、商品化の楽しいところです。

この後、事務所に移動し、宇佐鯖の特徴やストーリーを整理しながら商品開発会議を行いました。

宇佐漁港にてミーティング

2019年、鯖の商品化に向けて

鯖の商品化に向けて動いている浜吉ヤさん。商品コンセプト、商品デザイン、商品の背景、狙うマーケット、クラウドファンディングによる資金集めなど、商品化まで様々なことを決めていくと思いますが、頑張ってください!

商品開発について

今回は、高知県の専門家派遣制度を利用しアドバイザーとして伺いました。他にも商品化、ブランド化のサポートも行なっています。興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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